『松岡製麺』では、主に広島県にある備後エリアの飲食店へ向けた業務用の生中華麺を製造しています。
15年前に北海道産の小麦粉「はるゆたか」と出合い、そのおいしさから北海道産小麦粉への関心が高まりました。これまでは、「はるゆたか」をブレンドした他社製の小麦粉を使っていましたが、灰分が高いため翌日には麺が黒くくすむといった変色を起こしていることが多く、製麺においてはそれがどうしても気になる要素になっていました。
そんなときに『小田象製粉』さんから紹介されたのが、「haru_koi 100 white」でした。小麦の中心部だけを使っているため、とにかく白さが際立つ。なにより小麦の香りと風味が良い。吸水性能が高くまとまりやすいので、途中で生地の耳がガタガタすることも途切れることもありません。作業性もよく、麺帯にするのが非常に楽になりました。
広島県の備後エリアでは、まだまだ北海道産小麦粉のおいしさを知らない人が多いように感じます。だからこそ、北海道産という地域ブランドが強みになると思います。当社は創業以来、備後エリアの麺文化発展に携わってきましたが、近い未来、地産地消にフォーカスした麺作りを考えています。小麦を作るところから製品になるまでを一貫して行うことができれば、それがまた付加価値になります。現在、国産小麦粉のシェア率は非常に少ないですが、それを向上できるよう、製麺という分野から支えていきたいと思っています。と松岡製麺有限会社代表取締役松岡宏高様よりご好評頂いております。